バレーボールは、世界各国でもプレーする人が多く、オリンピックでも採用されている人気なスポーツです。日本国内でも子どもや大人関係なく長く続けられるスポーツとして全国で盛んにプレーされています。
国内ではVリーグというプロリーグも設立され、日本バレーボール協会は都道府県1つに1プロチームを作りましょうという目標をあげて普及を目指しています。
ルールはさほど難しくありませんが、アニメやマンガを見て始めてみたいと思う人、これから始める子どもを見守る父母の方に、バレーボールはどんな特徴があるのか少し紹介したいと思います。

細かいルールはいくつかありますが大まかなルールとしては、決められた範囲のコートの中央にネットで分け、6人もしくは9人で自分のコート内にボールがある場合、3回触れるまでに相手コートへ返すということになっています。ネットを挟んでボールを打ち合うというルールの球技は他に、テニス、卓球、バドミントンなど色々ありますが、バレーボールは複数回触れるという大きな特徴があります。さらにバレーボールを楽しむ特徴として次の3つを紹介します。

 

ボールを落としてはいけない

バレーボールは自分のコート内にボールを落とさず、相手コートにボールを落とす競技ですが、体のどこかにボールが触れてしまうとコートの外に落ちても相手の得点となります。一度でも触れてしまうと残り2回触れるまでに相手コートにボールを返さなければならないため、プレーヤー全員で拾ってつなぎ、相手コート内にボールを返すプレーが必要となります。これがカバーというチームプレーとなります。バレーボールは一人ではできません。プレーヤー全員で協力し合うことが勝利のカギにもなります。

 

誰にも邪魔されずに攻撃ができる

攻撃(アタック)の一つとしてスパイクがありますが、相手チームはブロックというプレーでアタックを邪魔することが出来ます。しかし、あるプレーに関してはブロックすることができません。それは、サーブというプレーです。
テニスや卓球のように、バレーボールにもサービス(※サーブ)というプレーがありますが、サーブはブロックすることができません。(※6人制の場合)。そのため、相手に邪魔されず身長差関係なしに攻撃ができます。コート内にいるプレーヤーすべてにゲーム中必ず順番で回ってくるので、多種多様なサーブで相手チームに攻撃するのはバレーボールの楽しみの一つです。
無回転サーブやジャンプサーブなどで相手に攻撃し得点を得るチャンスが誰にでもあります。身長が低くスパイクに参加できなくても、サーブで攻撃することでチームへの得点貢献ができます。

 

全身どこで触ってもOK

バレーボールはコートに落とさないようにレシーブ、パス、トス、スパイクなど行いますが、全身どこで触っても大丈夫となっています。以前は腰より上部のみで下部で触るとミスと判断されましたが、ルール改正により足でレシーブしても大丈夫となり、よりボールを拾い上げラリーが続くようになりました。豪快なスパイクに手が追い付かず、偶然足に当たりラリー続行ということもあったりと面白い展開もバレーボールの魅力なところです。

 

身長が高くなければあまり楽しめないというイメージが強かったバレーボールは、時代と共にルール改正でより多くの人が参加し楽しめるスポーツとして世間に広まりました。性別や年齢別により細かいルール設定され、さらにレベルの高いプレーが楽しめます。

バレーボールを始めてぜひこの面白さを体感してみてください。