選手たちの輝かしいプレーの裏側では、スムーズに試合進行をするために努力する方々がたくさんいます。どのような役割の方がいるのか知っておくことも大事です。

試合進行に必要な担当者

試合では、選手たちがプレーを快くプレーするためには進行役として数人担当者が必要となります。

審判2名(主審、副審)、線審4名、得点係2名、記録係1名となっています。この役割をもつ人たちが1試合ごとの責任者となって進行していきます。
常に両チームの公平の立場となって、ミスなく円滑に連携しながらゲームを進め、試合終了するまで役割を果たすことになります。
しっかりと事前に打ち合わせや確認を行う必要があります。

 

主審

担当する試合の進行責任者。試合開始前からの準備から終了後の整理まで行う。
両チームにジャッジが把握しやすいようベンチの反対側に審判台にたち、コート全体の指揮・進行を行う。

 

副審

主審のサポート役。ベンチ側に立ち、主審が把握しづらい場所や確認できない場面のジャッジを補う。
また、ベンチからの交代やタイムアウトの要望を受付け役も行う。
台に立たないため、コート環境の整備(汗で濡れたコート拭き指示)なども副審の役目も行う。

 

線審

ライン際に落ちたボールのイン・アウト指示を見極める役目。サイドラインとエンドラインの計4ラインを4名が1ラインずつ担当します。

 

得点係

得点盤の得点を付けていく係。1名が1チーム担当し、得点が加算されるとそのチーム担当者が得点を付けていきます。
起立、着席でどちらにサーブ権があるかを示します。

 

記録係

試合開始前から終了までの流れを記録する係。ゲーム開始時刻やサーブ先行チーム、メンバー交代時の得点状況など1アクション事に記録用紙に記録していきます。


 

チームの責任者

チームはプレーヤー以外の登録者として責任者3名(監督、コーチ、マネージャー)まで登録できます。この3名以外は会場フロアに入ることはできません。
監督のみがメンバー登録や交代の指示、試合中に立っての指示を行えます。他2名は応急処置以外ではプレー中は立ち上がることは禁止されています。タイムアウトになれば立ち上がり、プレーヤーに指示することは可能になります。


 

プロトコール

試合にはプロトコールというものがあります。ゲーム開始となる最初のサービス許可を与えるホイッスルを鳴らすまでの準備が分刻みで行うようになっています。
大きな大会になると、秒刻みで行うこともあり、円滑に大会を進めるための決まり事となっています。

チームの責任者になった3名は、大会中自チームが試合していない間、他チームの試合の審判を担うことがありますので、プロトコール、ルール、フォールトなどを憶えておく必要があります。