どのスポーツにも競技規定があります。バレーボールは小中高、一般、女子に関係なく共通の公式規定がある上で、地域や大会規模によって特例が定まることがあります。まずは共通規程をいくつか紹介します。

バレーボールをプレーするにあたり、競技規定があります。6人制、9人制の他にソフトバレーやビーチバレーなど様々ありますが、このページでは主に6人制と9人制の主な競技規定を表にして比較してみました。6人制を主にされた方がヘルプで9人制チームに参加したときに困惑される姿をよく見られます。どちらかというと9人制は6人制よりも若干ルールが緩和されている感じに見えます。それを利用して6人制にはできない高度なプレーもあったりします。6人制に慣れている方は一度確認してみてはいかがでしょうか?

 


人数別競技規定

6人制 9人制
プレーヤー 6人で交代選手8人以内 1名のリベロプレーヤを登録できますが 13人以上登録の場合はリベロプレーヤを2人登録しなければなりません ※中体連・高体連主催の大会では、6人以上12人以内のプレイヤー、2名までリベロプレーヤを登録できます ※小体連の大会では、6人以上12人以内のプレイヤー、リベロはなしです 9人で交代選手3人以内 ベンチ登録できる選手は14人までです
選手交代 合計で6回のメンバーチェンジができます 交代者がもう1度ベンチに下がる場合は同じ人としか交代できません 4回のメンバーチェンジができます 交代者がもう一度ベンチに下がる場合は同じ人と交代できるのはもちろん 他のベンチ要員の誰とでも交代ができます
サービス(サーブ) 1回 サーブしたボールがネットに触れても、 相手コートに入ればよい サーブ順はセットごとに変えてもかまいません サービス時にはコート内の所定の位置に いなければなりません 2回(1回目を失敗しても やりなおしすることができます) サーブしたボールがネットに触れたら 失敗となります 1試合を通じて変更できません あらかじめ登録されたオーダーに従います 決まっていません (コート内の位置取りは自由です)
ブロック 接触回数に数えません ブロック後、同一選手が連続してプレーしてもよい 前衛の選手のみが参加することができます オーバーネットしても反則にはなりません 1回とカウントします ブロック後、同一選手が連続して プレーしてもかまいません ただし、接触回数は2回目と数えます 9人全員が参加することができます 相手コート内にあるボールに触れてはいけません ブロック時にネットを越えてボールを押し込むのはオーバーネットとなり反則になります
ネットプレー ボールがネットに触れた場合は誰でももう1回プレーすることができます ボールがネットに触れた場合でも、同じ選手が再びボールに触れてはいけません
ボール接触回数 最大4回(一度ネットにボールが接触) 最大3回
ダブル・コンタクト (ドリブル) 同じチーム内の2人以上の選手が同時にボールに触れた場合、接触回数は1回とみなします その場合、ボールに触れたいずれかの選手が続けてボールに触れてもかまいません 同じチーム内の2人の選手が同時に ボールに触れた場合、接触回数は 2回と数えます
相手コートに対して プレーを妨害しなければ相手コートに 踏み込んでも反則にはなりません センターラインを完全に踏み越すと 反則となります
前衛後衛の区別 どの選手も味方コート内 なら自由にプレーすることができます ブロックへの参加ができないほか、 アタック・ラインから前で攻撃するのは 禁止されています
サーブブロック 反則になる サーブのブロック(スパイクでも可)が有効